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淡々と模型製作の過程をブログに書いていますが、各記事の補完の意味合いも込めて使用している工具などを徐々に紹介していこうと思います。数も多いので今回は接着剤関連に絞って紹介します。


◆タミヤセメント 速乾(流し込みタイプ) 
名前の通り、従来の流し込みタイプより乾燥が速いタイプです。私はパーツの仮止めをするときに使用しています。またグリーンマックスの板キットでも旧型客車のような接合部にテーパーがあって合わせ目が目立ちづらいタイプの場合は、このセメントで組むことも可能です。



◆アロンアルフア プロ用 No.1 (低粘度)
低粘度でサラサラした液体のため、すき間への流し込みが可能です。私は板キットを組む際の裏面の補強などで使用しています。またこの接着剤は紙に浸透するため、ペーパーキットの素材補強用としても使用することも可能です。ただし余計な隙間などにも流れ込むこと(毛細管現象)があるので、ご注意ください。



◆アロンアルフア プロ用 No.3 (中粘度)

先程の低粘度タイプと比べると粘度があり、硬化にも時間がかかる接着剤です。板キットの組み立てでは中級者向けになりますが、私はパーツ接着で使用することが多いです。タミヤセメントのように樹脂を溶かして接着するタイプよりも乾燥時間が短く、ヒケも少ないので、重宝しています。



◆瞬間接着剤 低粘度ブラック
ガイアノーツ製。黒いので瞬間接着剤を流し込んだ場所がひと目で分かるところが利点です。板キットなどを組むときにはパーツの合わせ目を消す必要がありますが、色付きなのでヤスリがけ漏れを防げる便利なアイテムです。ただし低粘度のサラサラした液体のため"毛細管現象"で余計な隙間などにも流れ込む事があるので、ご注意ください。



◆瞬間カラーパテ
パテでは一番お勧めです。
ベースが高粘度の瞬間接着剤なので、ラッカー溶剤などで薄められるパテより肉痩せが少ないですし、瞬間接着剤用の硬化促進剤を併用すれば時間短縮もできます。使用する際のコツはベビーパウダーを混ぜることです。硬化後の肉痩せも防げますし、デザインナイフなどで余分な部分をサクサクと削ることもできます。
使用に慣れればパーツ同士の接着にも応用することもできます。色付きなのでヤスリがけ漏れを防げますし、かなり便利なツールです。



◆硬化促進剤(瞬間接着剤用)

瞬間接着剤の硬化時間をさらに早める硬化促進剤です。他社からはスプレータイプも出ていますが、余計な場所まで塗布されてしまうのと、樹脂の表面が荒れてしまうこともあるので、タミヤ製を愛用しています。
メーカーの説明では「片面に接着剤、もう片面に硬化促進剤を塗って接着してください」と書いてありますが、そうすると位置修正ができなくなるので、硬化に時間のかかる中粘度や高粘度の瞬間接着剤で接着したあとに塗るのがお勧めです。



◆ハイグレード セメダイン 模型用
クリアパーツの接着などに使用できる透明な接着剤です。水性タイプのため、乾燥前なら拭き取れますし、塗装面なども痛めることもありません。



◆キングドライ 強力乾燥剤

接着剤の保存にも使える便利なアイテムです。接着剤は湿気に反応して硬化してしまうので、大きな瓶に接着剤と一緒に乾燥剤を入れて保管すると長持ちさせることができます。新宿のヨドバシカメラでは模型コーナーでも売られています。




以上です。
お勧めの製品が新たに見つかり次第、この記事に追記する形で紹介しようと思います。次回は塗料や工具を紹介しようと思います。


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