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グリーンマックス(以下GM)から発売された地方私鉄タイプ電車キットを購入しました。
元々はGMストアのオリジナルブランド "クロスポイント"(以下CP)で2004年頃に発売されたものを、GMとしてレギュラー製品化したものです。1986(昭和61)年のGMカタログで製品化予告が出たものの、それから長いこと音沙汰のなかった車種だっただけに、発売当初から一般流通化の要望も多かったキットでした。


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キットの中身を見てみましょう。
上がモダンタイプ、下がクラシックタイプの車体側面です。
各タイプについて簡単に説明すると、モダンタイプは昭和30年代に木造車の鋼体化などを目的に設計(新潟交通や岳南鉄道で採用)。クラシックタイプは資材が不足していた昭和20年代に標準型として設計(富山地方鉄道や長野電鉄で採用)されたものです。
このキットでは各地方私鉄に存在していた車両たちを最大公約数的にしたスタイルなので、細部を加工すればお好みの地方私鉄にできる"作る楽しみいっぱい"な構成になっています。

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新しいキットだけにモールドはシャープです。
特にHゴムの表現はお見事!(モールドが細いと色差しで苦労しますが…)

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窓ガラスははめ込み式。
他社製品だと側面の窓ガラスにもHゴムがモールドされている事が多いですが、車体にはめ込んだときの隙間がより目立つのが個人的には好きではないので、車体側にHゴムを表現してくれたのは嬉しいです。
また同タイプを製品化している鉄道コレクションでは、窓ガラスが牛乳瓶の底のように歪んで見えるのが難点でしたが、このキットの窓ガラスは透明度もあり歪みもひどくないので、全体的な見た目も勝っています。

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屋根も2種類入っていて、床板はTNカプラー対応になっています。写真には写っていませんがコアレスモーター動力ユニット用の取付アダプターも別途2両分付いています。
このように様々な車種が作れるように、ライトや前面なども複数入っているところが、板キット全盛期だった頃のGMを彷彿とさせる魅力的なキットです。


簡単に製品を紹介してみました。
このように雑誌の付録やCP製品をレギュラー化してくれるのは良いことだと思います。コロナ禍で家に篭もることが多い今日この頃ですが、この機会に板キットの工作などいかがでしょうか。

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